*本メールは、NPO法人障害平等研修フォーラムのイベントに参加頂いた方、関係者の方へお送りしております。

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■ DET通信【Let's Take Action】 Vol.2─────────(2016年7月29日)
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障害平等研修フォーラム会員の皆さま、また応援してくださっている皆さま、
こんにちは(^O^)/
関東ではやっと梅雨明け、これから本格的に暑い日が続くのでしょうか(^_^;)

「あつい」といえば、先日【日本で一番暑い県】と言われる群馬県にて、県内初の紹介セミナーを行いました。
DETを体験された皆様の熱い思いが伝わり、 質疑応答も かつてないほどヒートアップ。
伊勢崎市の熱心なサポーター主催で開催されたこの紹介セミナーをキッカケに、群馬県でもDETが広まる予感がしています(^O^)/

では今月のメルマガをどうぞ!

◎今月のトピック◎
[1] 新着情報:一般社団法人日本福祉のまちづくり学会様より賞をいただきました
/ファシリテーター養成講座参加者選考中
[2] DET紹介:NPO法人たんぽぽの会 2016年6月開催
[3] ファシリテータ-紹介:宮原映夫さん

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【1】新着情報:一般社団法人日本福祉のまちづくり学会様より賞をいただきました
/ファシリテーター養成講座参加者選考中
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〇この度、(一社)日本福祉のまちづくり学会様より、障害平等研修フォーラムの活動に対し
「市民活動賞」を頂くことになりました。
このような栄誉な賞をいただくことができたのも皆様の支えがあってこそと、心より感謝申し上げます。
授賞式の様子など詳細は来月号で改めてご報告したいと思います。

〇第4期ファシリテーター養成講座の受講申込みが7月14日に締め切りとなり、いよいよ受講生の選考が始まりました。今年は定員の2倍を超える応募をいただき、DETが着実に広まっていることを実感しています。
本当なら皆さんに受講頂きたいのですが、養成講座とそれに続くOJTを考えるとそうもいかず・・選考担当一同、頭を悩ませながら真剣に検討させて頂いております。
8月8日の発表日に、16名のファシリテーター研修生が誕生する予定です。

※講座期間中のボランティアを募集しています。
9月17日、18日、11月19日、20日(土曜、日曜)、いずれも2名ずつ、会場は東京都大田区になります。
9時~17時(予定)ですが、午前だけ午後だけなど、半日程度のサポートでもありがたいです。
会場設営、ドアの開閉、テキストのページめくりなどをサポートいただく予定です。
お問い合わせ、お申込はinfo@detforum.com 担当:長嶋までお願い致します。

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【2】DET紹介:NPO法人たんぽぽの会様 2016年6月開催
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【NPO法人たんぽぽの会 DET】

目黒区の知的障害者支援者派遣事業所【たんぽぽの会】にて、2日にわたり DETを実施しました。
参加者は 知的障害者の外出を支援する、20代前半から70代まで、総勢60名のガイドヘルパーさんたち。
日々、1人で外出することのできない利用者さんをサポートしていらっしゃいます。

この【たんぽぽの会 DET】の目標は
『私はこの研修終了後、地域の人と利用者さんを繋ぐことのできるガイドヘルパーとしての行動をする』
でした。

「本当の障害とは何か?」を真剣に議論し、その「本当の障害」を、利用者さんと共に地域の中で過ごしながら、地域の人に伝えていくためのDETです。

「『障害』とは何か?を改めて考えていくことは、ヘルパーの武器になる」と、真剣に議論を重ねていただきました。
利用者さんと外出をする際に、周囲からの差別を感じていた【たんぽぽの会】のガイドヘルパーさんたちが、その差別を解消するために これから行動していきます。
理事の方からは「この研修を通じ、改めてガイドヘルパーという仕事の重要性と幅の広さを感じました」とのお言葉をいただきました。

目黒区という地域が、人の心も街並みも今より優しいものに変わっていったとしたら、それは、このガイドヘルパーさんたちの日々の行動の成果かもしれません。
是非、この素晴らしいヘルパーさんたちから 半年後・1年後に どのような変化があったかを聞かせていただきたいと思った研修でした。

ファシリテーター・石川明代、楠目昌弘、吉田有希

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【3】ファシリテーター ★インタビュー 宮原映夫さん
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★DETファシリテーター宮原映夫さんへインタビュー★

【私のこの姿をいろいろな人の前に晒(さら)すことが、使命だと思っています】

ーーまずは 宮原さんの障害について教えてください。

宮原:24年前、まだ若い時に友達と海に遊びに行き、皆で1m50cmほどの岩の上から海に飛び込みをして遊んでいました。その時に 頭から突っ込み 頚椎を損傷したのです。
現在は 首から下は殆ど動かすことができず、大型の電動車椅子を使っています。

ーー頭は怪我をしなかったんですか?

宮原:お医者さんからは「頭が少し割れたりした方が軽く済んでいたのに。頭がクッションになったから」と言われたのですが…その時は意識して頭を割ろうなんて芸当は 勿論できなかったです(苦笑)

ーーそれは…f^_^; そうですよね。障害者となってからは どのような活動をされていますか?

宮原:まずは「人の集まるところに積極的に出る」ということを心掛けています。たくさんの人がいるところで この自分のありのままを晒して障害者への理解を深めたいという気持ちからです。周りの人からは「ビジュアル担当 宮原」なんて言われていますが(^_^;) 僕のような人間もみなさんと同じ様に生きているということを知ってもらうための行動です。

ーー宮原さんは いつもとても忙しいですよね?

宮原:そうですね、自分の会社の仕事に加え、障害当事者だからこそできるという活動を掛け持ちしており、そちらが今 とても忙しい。
例えば【大田区障害者権利条例を作る会】の代表を務めています。
これは 区内の盲・聾・肢体不自由・オストミー・知的・精神の障害当事者や家族・支援者にご参加いただき、ご意見をいただくためのワークショップやヒアリングを行っており、今年中に議会に条例案を提出することを目標としています。
他には、オリンピックパラリンピック委員会の中で、船舶関連のバリアフリー化を進める提言をしたり、
障害者の生活保障を要求する連絡会議の役員として、制度の提案、学習会を展開しています。
こういう身体になったからには、それを何かに役立てたいといつも考えています。

ーーDETファシリテーターには どのような気持ちで望んでいますか?

宮原:「海外でDETという研修が効果をあげている」との噂は 数年前から耳にしていました。昨年、親しい2人の方から「宮原くんがやるべきものだよ」と言われたのをきっかけに、ファシリテーターに応募しました。
知識やファシリテーターの技術を身に着けることは勉強になるだけではなく、他の活動にも生かせていると感じます。もっともっと 上手くなりたいと思っています。

ーー最後の質問です。将来の宮原さんの夢はなんでしょう⁇

宮原:(しばらく考えてから)こんな風に言うと「カッコつけてる」って思われのですが、でも本気で僕の夢は「誰もが安心して暮らしていける社会を作りたい」ってことなんです。そのことに 一生を費やしたいと思ってるんです。

重度の障害がありながら、様々なことに取り組んでいる宮原さんの姿を、もっともっと見続けていただきたいと思います。

来月は 女性ファシリテーターのインタビューを掲載予定(^O^)/お楽しみに‼︎(インタビュアー石川明代)

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次号は8月を予定しています。どうぞお楽しみに!

※法人へのお問い合わせは、 障害平等研修フォーラム 事務局 info@detforum.com (担当:長嶋)まで お願い致します。

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