*本メールは、NPO法人障害平等研修フォーラムのイベントに参加頂いた方、
関係者の方へお送りしております。

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■ DET通信【Let's Take Action】 Vol.4─────(2016年9月30日)
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障害平等研修フォーラム会員の皆さま、また応援してくださっている皆さま、こんにちは(^O^)/
今年度もファシリテーター養成講座が始まりました(^O^)/
沖縄県から群馬県まで、15名の障害当事者がDETファシリテーターとなることを目指し猛勉強中です。
今回のメルマガは養成講座に受講生のみならずチューター、ボランティアスタッフも駆けつけたDET沖縄の特集号です\(//∇//)\お楽しみください\(//∇//)\

◎今月のトピック◎
[1] 新着情報:ファシリテーター養成講座開講/DET沖縄主催障害平等研修のお知らせ(11月)
[2] DET紹介:(講演会)富山県「人権啓発講演会」/(特集)DET沖縄の活動紹介
[3] ファシリテータ-紹介:小林学美さん
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【1】新着情報:第4期ファシリテーター養成講座開講/DET沖縄主催障害平等研修のお知らせ(11月)
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〇第4期ファシリテーター養成講座開講
9月1日からファシリテーター養成講座が開講となりました。9月17日、18日には教室型講義が大田区で開催され、すでにオンデマンド型講義のレポート提出をWEB上で共有している15名が一堂に会し、密度の濃い2日間を過ごしました。オンデマンド教材での学習とレポート提出、実習、11月の教室型講義とまだまだ続きますが、体調に気を付けて頑張りましょう!

また養成講座ではたくさんのボランティアスタッフの方にご協力いただきました。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございます。(11月の教室型講義の際もどうぞよろしくお願い致します!)

〇DET沖縄主催障害平等研修のお知らせ(11月)

DET沖縄では11月12日(土)に「あたり前を問い直す障害平等研修」を開催いたします。詳しくは以下のリンクからご確認いただき、okinawa-info@detforum.comまでお申し込みください。皆様のお越しをお待ちしております!
(以下のリンクが開かない場合はフォーラムホームページからご覧ください。https://detforum.org/)

DET沖縄主催紹介セミナーポスター(表)   DET沖縄主催紹介セミナーポスター(裏)

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【2】DET紹介:(講演会)富山県「人権啓発講演会」 / (特集)DET沖縄の活動紹介
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【(講演会)富山県「人権啓発講演会」 2016年8月24、25日】

8月24日(高岡市)、25日(富山市)の両日、富山県での「人権啓発講演会」(主催:富山県、富山市、高岡市、富山地方法務局、富山県人権擁護委員連合会、富山県人権啓発活動ネットワーク協議会)で「障害のことを身近に考えよう:障害平等研修を通した障害者差別解消法の推進」と題した講演を当法人代表理事の久野研二が行いました。両日とも150名近い方がご参加下さいました。 (登壇者:久野研二)

【(特集)DET沖縄の活動紹介】
ファシリテーター:小林学美
プロモーター   :増尾辰也
マネジメント :神谷智子
サポーター    :森田博和(調整担当)、石川貴幸(広報企画担当)、知念和紀(教材研究担当)
後援 :NPO法人 エンパワメント沖縄 高嶺豊氏

【実績】
2015年11月~2016年9月 DET 総実施回数 25回(総参加者 812名)他
2016年6月18日  DET紹介セミナ- 1回 (参加者 36名)
2016年11月12日 DET沖縄主催 DET開催決定 「あたり前を問い直す障害平等研修」

主な依頼元:
【行政】沖縄県・総務省(省庁初)・糸満市・沖縄市
【福祉団体】那覇市社会福祉協議会・その他福祉事業団、福祉連合会など
【学校】琉球大学・沖縄国際大学・沖縄福祉保育専門学校
【民間】琉球銀行(一般金融企業初)
【その他】JICA国際研修センター・障害学会研究会・精神保健福祉士協会等専門職団体など

沖縄では、最初に沖縄県が県主催にて職員向け研修でのDETを10回の企画でご採用下さいました。以来、DETはこの1年弱、県内で大きな反響がありました。総参加人数約850名というのは、改めて驚く人数ですね。こんなにたくさんの方々との対話の機会を頂き、心から感謝をお伝えしたいです。たくさんの方々にご参加頂き、何より私自身が成長の機会を頂きました。
沖縄では「問題に気づき、読み解く力。考えを視覚化し、言語化する力」をつけて研修の最終目標である「行動計画リスト」を作成するために、課題場面や事例の分析作業を中心に力を入れたDETを実施しています。そのため、多くの皆さんがより実現可能で具体的な行動計画リストを作成することができます。

そんな中、沖縄では特徴的な研修として、国際協力機構(JICA)の海外からの研修生向けにDETを行っています。
DET沖縄の後援団体でもある主催のNPO法人エンパワメント沖縄・代表高嶺豊氏にインタビューにご協力頂きました(聞き手:小林)。

小林:JICAの研修生はどのような方々ですか?

高嶺:アフリカ、東南アジア、中東、南米などの社会開発・雇用開発などに携わる政府職員やNGOや障害者団体(DPO:Disabled Peoples' Organization)の方々です。
国の開発にあたり障害者の社会参加・生計の保障を政策的に展開するために日本に研修を受けに来ます。

小林:JICA研修にDETを取り入れる狙いは?

高嶺:各国の開発にあたっては障害者の社会参加が重要課題。そのために社会モデルの視点を理解し獲得するための研修として有意義なものであると考え、DETを取り入れています。

小林:DETを受けられた反応は?

高嶺:反応は非常に良く、帰国時の行動計画に「DETを取り入れたい」というメンバーが多くいます。8~9月にかけてのグループは11名の研修だったのですが、そのうちの3名が貧困開発、農村開発などに障害者の社会参加は欠かせない課題として、それぞれの国の政府でDETを取り入れる行動計画を作成しました。きっと彼は実現してくれるでしょう。

小林:DET沖縄への強力なご支援、いつもありがとうございます。今後への期待を一言お願いします。

高嶺:DETを1つの手法として、発展的な研修を、広く多くの人々に向けて行っていってほしい。やがてはDETを基礎とした応用力のある研修を障害者の社会参加を促す専門職として確立していってほしい。

小林:ありがとうございました。いつも心強いご支援ありがとうございます。これからもDET、チームの発展のためご協力をお願いいたします。              (文責:小林)

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【3】ファシリテーター ★インタビュー 小林学美さん
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★DETファシリテーター小林学美さんへインタビュー★
【誰もが 楽しく旅に出かけられる社会を作りたい‼】

--車椅子や杖を使っていない時は、障害があるようには見えない小林さんですが、ご自身の障害について教えてください
小林:26歳で白血病疑いを発症して以来10年以上原因不明、病名も特定されないまま、膝などの大きな関節が骨壊死し、上下肢の関節機能障害になりました。20回以上の手術を受けアレルギーも増え身体の一部は”サイボーグ”になりましたが、5年くらい前から大きな変化はありません。
いつも持ち歩くのは力を加えずに書ける水性ボールペン。外出時は簡易電動車椅子というバリアフリーアイテムで快適に過ごしています(^^)

--バリアフリーアイテムを使いながら お仕事ができているということですね。
どんなお仕事をされていますか?
小林:精神科病院のソーシャルワーカー・精神保健福祉士と、福祉系専門学校で心理学とバリアフリー旅行概論の講師をしています。

--【バリアフリー旅行概論】ですかぁ(^^) 一度私もその講義を受けてみたいですね。
そんなお忙しい中、DETファシリテーターになろうと思った理由は何でしょう?
小林:私は「社会モデルの視点による支援」を研究テーマにしてきました。
10年ほど前から気になっていた障害平等研修を実際に勉強してみるために講座に参加したのですが、ファシリテーターになったとたんに依頼殺到f^_^; 正直私なりにはまだまだ勉強途中だったので、当初この事態に一番驚き、戸惑いがあったのは私自身です。今でも実施するごとに新しい気づきがあり、参加者のみなさんと一緒に楽しく意義深い勉強をさせて頂いています。

沖縄では まず自治体として沖縄県がDETを取り入れてくれましたから、展開が早いですね。ものすごい回数の研修を 沖縄でたった1人のファシリテーターである小林さんが実施されている。
小林:沖縄ではDETサポーターとして、この研修をサポートしてくれる仲間がチームとして一緒に動いてくれています。これまで大きな失敗なく実施してこられたのは、このチームでの体制と準備があったからこそ。サポーターの皆さんは心からこの障害平等研修を広めたいと思ってくれている仲間なので、一緒に勉強会を重ね、研修実施についても気になることはなんでも一緒に話し合いをしながら進めてきています。とても心強い同志です。

--確かに‼私の暮らす大田区でも サポーターさんの力でここまで進んで来ることができました。
小林さんは今後、どのようなDETファシリテーターになりたいですか?
小林:研修に参加してくださった方々が、自分の暮らす社会や職場で、楽しみながら行動変化を起こしてゆけるパワーを持ち帰れるような、魅力のある研修をして行きたいですね。
また受けてみたい!もっと受けてみたい!そしてDETを広める仲間になりたい!と思って頂けるような内容をしっかり提供してゆきたいです。

--そんな小林さんの将来の目標は?
小林:私は旅が大好きで、以前は旅行の仕事をしていました。交通機関、旅行関連や飲食店などのサービス業にもDET魂を送り、誰もがいつでもどこでも楽しく出かけられる社会を作りたいです。

養成講座で知り合った時に小林さんが言っていた「障害者が外に出るたび 戦わなくても良い社会を作りたい」と言う言葉に感銘を受けてから1年。小林さんのその言葉とDETを広めたいという姿勢に刺激を受けて、私も頑張って来ました^ - ^
11月には 沖縄に新しいファシリテーターが誕生する予定です(^O^)/
しばらく沖縄の動きから 目が離せません(^O^)/
(インタビュアー 石川明代)
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