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 ■ DET通信【Let’s Take Action】 Vol.11───(2018年2月27日)
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障害平等研修フォーラム会員の皆さま、また応援してくださっている皆さま、こんにちは!
前回の配信から少し間が空いてしまいましたがいかがお過ごしでしょうか。
今回DET&ファシリテーター紹介は大阪特集です★

今月のメルマガもどうぞ最後までお楽しみください!

◎今月のトピック◎

  [1] 新着情報: ファシリテーター養成講座修了
  [2] DET紹介:大阪 阪南市DET・堺市DET
  [3] ファシリテーター紹介:安原美佐子さん

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【1】新着情報:2017年度ファシリテーター養成講座修了
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第5期となるファシリテーター養成講座が1月31日に修了しました!
16名の新たなファシリテーター誕生です。
約5か月、お疲れさまでした!!一緒にDETを盛り上げていきましょう♪
各地で少しずつ活動を始めていますが、まだまだ経験の浅いファシリテーターです。
経験を積むために練習会を行う際は、参加者となっていただければ幸いです。
養成講座中は教室型講義でご参加くださったボランティアの皆様、受講生の実習にご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました!

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【2】DET紹介:阪南市・堺市
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大阪で続けて実施だったDETをご報告します!

〇阪南市主催DET

人権行政推進委員会の研修会としてDETをご依頼頂きました。
参加者の方は市役所、学校教職員の方々、人権大学講座の修了生と様々な所属の方で、
あまり話したことのない方も多いとの事でしたが、どの演習も活気があり様々な意見が飛び交っていました。

【実施概略】

日時:2017年11月28日(水)14:00~16:00
実施会場:阪南市役所
参加者:40名

ファシリテーター:楠目 昌弘、足立 誠、常 瑠里子、安田 真之

〇堺市主催DET

職員研修の一環としてDETをご依頼頂きました。
参加者の方は市役所のいろいろな課の職員の方々や学校勤務の職員の方々。
みなさん非常に積極的にグループワークに参加されて活発な意見交換、議論が行われていました。

日時:2017年12月7日(木)13:00~16:00
会場:堺市総合福祉会館
参加者:30名

ファシリテーター:楠目 昌弘、安原 美佐子、西尾 元秀、足立 誠

市役所食堂で頂いた関西だしのおうどんと、ご担当頂いた職員の方々、迎えてくれたファシリテーターのあたたかさをお土産に戻ってきた事務局スタッフでした!

フォーラムのホームページでは研修の風景の写真もご覧いただけます。

ホームページもぜひチェックしてみてください♪

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【3】ファシリテーター紹介:安原美佐子さん
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【人と人とが関われるきっかけをもっと作りたい】
大阪都島区にある特定非営利活動法人あるるでピアカウンセリングと作業所の管理業務を行う傍ら、関西ファシリテーターの窓口となってくれている安原さんにインタビューしました。

----安原さんの機能障害について教えてください。
安原:生まれつきの軟骨の形成障害やねんけど、障害者手帳を取ったのが25歳の時で、

実は自分のこと障害者だと認めたくなかったんですよ。

----そうだったんですね、今の事業所にお勤めになるまでは…?

安原:地域の小中高を卒業して、その後就職して、制服着てOLしてました。
----今の事業所にお勤めのきっかけは何だったのですか?

安原:23歳くらいの時に近所の作業所に遊びに行きだしたんですよ、

将来のことが不安になったのと、友だちが欲しくて。

そのころちょうど大阪府が支援センターを増設しようという動きと、
当事者団体が自立生活センター(以下:CIL)を立ち上げようという動きがあったんですね。
それと同じくらいの時に私はピアカンセリング(以下:ピアカン)に出会って。
ピアカンって、2泊3日とかでやるんですけど、それだけ長い時間一緒に話すと
お互い仲良くなれるんですよ。めっちゃおもろいなぁ、ピアカンやりたいなぁと思っていたところでCILの立ち上げにかかわることになって

鈴木さん(安原さんと同期のファシリテーター。)とかと「あるる」を立ち上げたんですよ。
その時にピアカンやるんならまずは自分の強みを持っている人…障害受容しないとじゃないかといわれ、障害者手帳取って、障害者として生きるというか、受け入れることがようやくできたんです。

----安原さんがピアカンと出会った時に偶然にも行政と当事者運動の流れが合致して施設の立ち上げにかかわることになったんですね!すごいミラクル。そこからDETに出会うのはどのようなきっかけだったんでしょうか。

安原:DETって、最初全然知らなかったんですよ。

DETっていうのがあるから呼んでやってみようって7団体で集まって、
そこから2人ずつくらい参加しようっていうことで参加したくらいだったんですけど。
でも、ちょうどこのころ自分がリーダーシップ取る場面が増えてきて、
どう説明していいか、抽象的だったり感情的だったりになってしまう…
ピアカン広めたいのに…と困っていた時でファシリテーションとかプレゼンテーションはすごい勉強になりましたね。

課題とか宿題とかあんなにぎっちりやるのも久々で新鮮でしたけど(笑)

あと、対話によって考えもしなかったことを考えられる。こんな風に考える人がいるんだ!という発見があるからおもろいんですよね。

----グループワークの醍醐味ですね。私も養成講座を見ていて、ファシリテーションやプレゼンテーションを学ぶことは作業所の面談場面にも活かせそうだと感じました。安原さんには学びだけでなくその後の実施でもご活躍頂いていますが、今後の展望などお聞かせください。

安原:例えば、今「介助者がいない」ってみんな言ってるんやけど、

それって福祉にかかわることがイメージ悪いのかな?
もっと関わってくれるきっかけが必要なのかなぁって考えた時に
DETって人と出会えて、考えてもらう土壌づくりができると思うんですよ。
じゃあ一緒に何か考えようってなったときに「そしたらDETやろっか~」みたいに気軽に。
それと同時に、行政が変わりだしたら世の中が変わるかなって思うので、
両方へのアプローチを広げていきたいんです。
それには場数をふまなくちゃと思っているし、いろんなバージョンの実施ができたほうがいいので、勉強会とかも計画できたらと考えているんです。

----事務局としてもいろいろな地域の皆様と連携し実施に向けて動きたいと思っています。ありがとうございました。

(インタビュアー 事務局スタッフ松田幹子)

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