東京大学「多様性の経済学(REDDY)」公開講座のご案内(DETの新動画教材のお披露目)
障害平等研修フォーラムの理事および監事が報告者となって以下のセミナーが開催されます。
2018年度に作成した新しい障害平等研修の分析動画教材も公開されます。
REDDY公開講座「障害者差別解消法の見直しの課題ー障害平等研修と障害の社会モデル」
http://www.reddy.e.u-tokyo.ac.jp/act/191130.html
日時
2019年11月30日(土曜日)13:00-16:00
会場
東京大学経済学研究科棟第1教室(地下1階)
趣旨
2013年に成立し、2016年から施行されている「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」(障害者差別解消法)の見直しの検討が内閣府の障害者政策委員会で進められています。障害者権利条約の批准に向けての国内措置として整備された同法の見直しの主な課題として、①差別の定義の欠如、②民間事業者に対して合理的配慮が義務付けられていないこと、③紛争解決の仕組みが十分でないことが指摘されています。来年、2020年に予定されている日本の障害者権利条約の初回審査に向けても、この法律を同条約に対応した形に改正することは不可欠です。
障害平等研修(Disability Equality Training: DET)は、その障害者差別解消法を実施するための研修として推進されてきました。DETは、障害者の社会参加や多様性に基づいた共生社会を創ることを目的として、障害者自身がファシリテーターとなって進めるワークショップ型の研修です。対話を通じた「発見」を積み重ねていくなかで、差別や排除など、社会のなかにある様々な「障害」を見抜く力を獲得し、それらを解決していくための行動を形成します。障害の社会モデルに基づく、DETの新たな教材動画「I am you」を紹介します。以下のリンクで、一部をご覧いただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=gvLiwzc_rm8
共生社会づくりのために、障害者差別解消法の見直しや障害平等研修に、ご関心のある皆様のこの公開講座へのご参加を歓迎します。
プログラム
13:00 開会挨拶 松井彰彦(東京大学経済学研究科教授)
13:05 第1報告「障害者差別解消法見直しの課題ー障害者権利条約の初審査に向けて」
*池原毅和(DETフォーラム監事、弁護士)
13:55 指定発言 *川内美彦(東洋大学人間科学総合研究所客員研究員)
14:05 質疑応答
14:30 休憩
14:45 第2報告「障害平等研修(DET)と社会モデルー新たな動画教材」
*久野研二(DETフォーラム代表理事、国際協力機構国際協力専門員)
15:30 質疑応答
15:55 閉会の挨拶 長瀬修(DETフォーラム理事、立命館大学生存学研究所教授)
16:00 閉会
情報保障・アクセシビリティ
手話通訳と文字通訳があります。その他の情報保障ご利用の方は,お申し込みの際に登録フォームにてお知らせください。点字レジュメをご希望の場合は11月15日(金)までに、それ以外の情報保障ご利用の方はできるだけお早めにお申し込みください。
入場料
無料
申し込み
11月27日(水)までに以下のサイトで申し込みが必要です。
https://park-ssl.itc.u-tokyo.ac.jp/REDDY/register.html
主催
東京大学REDDY(科研費「多様性の経済学」)
共催
特定非営利活動法人 障害平等研修フォーラム
科研費「東アジアにおける障害者権利条約の実施」(研究代表者:長瀬修)