【障害平等研修 実施報告】より~JICA中東・東南アジア研修生とDET(2016年9月3日)

2016年9月3日(土)の午後に、国際協力機構(JICA)沖縄国際センターにて、「地域に根差したインクルーシブアプローチによる障害者の社会参加と生計」コースの参加者11名を対象としたDETが実施されました。

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『「障害の社会モデル」の視点から「障害」「差別」を理解し、自身の国における改善の計画を立て実行する』ことを目的としたこのDETでは、各国の政策の一端を担う参加者の方々が社会的障壁の除去への視点を持ち、予算、教育、啓発などに関する意見交換を活発に行いました。
開始前・休憩時間に音楽を取り入れたり、後半開始前にはエクササイズが取り入れられるなど和やかな雰囲気のなか、「さらに深めたDETを受けたい、もっと時間を取って欲しい、自分の国(ヨルダン)でもDETを受けたい」などの声も聞かれる、充実度の高い研修となりました。

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小林さんもfacebookでの報告にて
『今回は特に確立した高い意識を持たれているみなさんで、圧倒されるような課題提起とディスカッション、分析ができました。紛争もあるような国々、点字ブロックどころか道路や街の建物をこれから作る国々の皆さんからの質問に、日々の「当たり前」に甘んじている日本人の1人であることを痛烈に反省させられました。
国々の環境が大きく違う中でも、今回は精神障害に対する偏見や差別、理解と啓発という改善課題が全体でとりあげられ「意識の変革」の原点を垣間見たような気がします。初心忘るべからずですね。ありがとうございました。』
と感想を述べられています。

https://www.facebook.com/mana.koba.357/posts/1752842114989091?pnref=story

実施概要

実施日時:2016年9月3日(土)13:00-16:30
主催:エンパワメント沖縄
会場:国際協力機構(JICA)沖縄国際センター
参加者(人数、概要):11名
ファシリテーター:小林学美
サポーター   :増尾辰也、神谷智子、石川貴幸
実施内容:
・目的 JICA インクルーシブ研修
・概要 「障害の社会モデル」の視点から「障害」「差別」を理解し、自身の国における改善の計画を立て実行する。

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